プロジェクト・メンバーが、お出かけにおすすめな日本のすてきな場所を紹介します! お天気の良い日にぶらりとお出かけしてみませんか? 今回は、副研究開発責任者 兼 北近畿エリア統括マネージャーの福畠 真治先生が、ご自身も住まう福知山市をご案内します。
日本全国お出かけ日和
6回目 京都府福知山市
第6回目は、本プロジェクトの実践フィールドの1つでもある、京都府福知山市を紹介させていただきます。私自身、 こちらに来てまだ2年しか経っておりませんので、ディープなカルチャーの紹介は次回以降に譲るとして、今回は概要をお伝えできればと思います。
【福知山市とは~ざっくりご説明~】
福知山市は、昭和12(1937)年4月に、京都府で2番目の市として誕生しました。最近では、平成18(2006)年に、三和町・夜久野町・大江町と合併し、現在の体制となっています。人口75,948人(令和4年2月時点)で、京都府の北西部に位置していますが、関西でも位置的に兵庫だと思っている方も多いです。
様々な国道・自動車道、JR線・京都丹後鉄道などが通っており、京都市・大阪市・神戸市へのアクセスもしやすい、北近畿の交通の要となっています。市の中心部は、全国チェーンの店舗や、医療機関・文化施設も多く集まっており、非常に住みやすいまちです(一市民の意見として)。
一方で、福知山盆地内に存在し、見渡す限り山と自然を感じることができるとともに、郊外に出れば田園風景も広がっており、コンパクトなまちの中で様々な生活を楽しむこともできます。
また、合計特殊出生率は2.02人で、本州3位・京都府内1位(※平成25〜29人口動態保健所・市町村別統計:厚生労働省)と、子育て世帯にも人気な「教育のまち」でもあります。
【光秀ゆかりの福知山城】
福知山市は、古代から交通・文化などの重要な位置を占めていたまちでしたが、16世紀に明智光秀によって福知山城が築かれて以降、城下町として栄え、商都として発展してきました。NHK大河ドラマ「麒麟がくる」の舞台になったこともあり、最近さらに注目を浴びています。光秀はネガティブなイメージで語られることも多いですが、地元では善政を敷いた良君として親しまれており、光秀を祀った御霊神社などもあります。
福知山城は、明治時代に一度取り壊されましたが、市民の運動もあって、昭和61(1986) 年に再建されました。石垣は、 自然石をできるだけ加工することなく用いており、 市の指定文化財となっています。
将棋のタイトル戦の舞台になることもあり、最近では、令和4(2022)年11月に、第35期「竜王戦」七番勝負の第4局にて、藤井聡太竜王と広瀬章人八段が対局したことが有名です。
【研究室からの眺め】
私が勤務している福知山公立大からは、旧市街地を一望することができます。幸運なことに私の研究室からの景色も、非常に綺麗で、もし本学にお越しになる際は、是非お立ち寄りください。
旧市街地は盆地内ということもあり、積雪はそれほどでもありませんが、旧丹後地域など日本海側により近い場所は豪雪地帯となっています。また、盆地地形によって、午前中にはよく霧が発生しますが、その後は非常に澄んだ青空が出ることも特徴的です。
同じ部屋からの眺めですが、季節や時間帯によって全く異なった景色を見ることができるのは、非常に贅沢だなと感じる今日この頃です。
※真ん中にある白い橋(音無瀬橋)の横にちょこっと写っているのが福知山城です。
【今後の予定】
今回は、非常にざっくりとした紹介となってしまいましたので、次回以降で深く掘り下げていきたいと思います。特に、市内に50軒以上も和・洋菓子店がある「スイーツのまち」や、酒呑童子伝説のある大江山がある「鬼のまち」などと、様々な顔をもっているまちですので、その特色ごとにご紹介していきます。
是非次回以降もお楽しみに。
(ふくはた・しんじ)福知山公立大学 地域経営学部 准教授。本プロジェクトでは、福知山を含む北近畿エリアのフィールド活動統括をしています。趣味は大喜利。