シンポジウム

語り合い学び合いつながり合う自治体教創コンソーシアム 設立準備会発足発表会リポート Part.3

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 今回、コンソーシアムメンバーとして新しく参加する舞鶴市では、市長の鴨田秋津氏が教育への投資を市政の重要な柱と位置づけています。世界で活躍できる力とともに、ふるさとへの誇りや愛着を育む教育の必要性を強調し、給食無償化や学校環境の整備、部活動の地域移行など、具体的な施策を着実に進めてきました。その中で、特別支援教育の充実を次なる重点課題とし、コンソーシアムへの期待を示しました。

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 舞鶴市教育長の廣瀬直樹氏は、教育を「未来を創る営み」と表現しました。特別支援教育のさらなる充実には、教職員一人ひとりの専門性の向上が不可欠であり、コンソーシアムの取り組みでは、教育DXやAIを活用した新たな教育相談・就学支援の仕組みづくりに取り組む「舞鶴モデル」の構築を目指すと述べました。ただし、効率化のためのDXではなく、信頼を育み、子ども一人ひとりの特性を深く理解するためのDXである点が特徴です。

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 この舞鶴市の考え方を高く評価したのが、勝野正章東京大学大学院教育学研究科長です。勝野教育学研究科長は、教育とは、普段出会わない人や知識、価値観と出会う機会を提供する営みであり、その成立には教育に関わる大人同士が互いに出会い直すことが欠かせないと述べました。教育DXは効率化の装置ではなく、誤解を防ぎ信頼を醸成するための装置になり得るとして、舞鶴市での取り組みに大きな可能性を見いだしています。

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